きのこさんたち

少し前のことですが。

「御所できのこ散策」に参加しました。
きのこ博士の話を聞きながら、きのこを探す。
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目的は「食べる」ではなく「きのこの生き方について」知ること。

京都御所は、平地ではなかなか見ることができないきのこが多く生息しているらしく、限られた時間では全然足りないと思いますーときのこ博士。

さっそく、歩くとすぐに、きのこ。
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そこにも、ここにも。

ひとつひとつ話を聞く。

きのこって、植物の仲間なイメージだったんだけど、違った。
人間界、動物界、植物界、そして、きのこ=「菌界」

カサの下から胞子を出して、命をつなげる。
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また、木との関わりがかなり深い。

きのこがくっついている木は、もう寿命が近づいた証拠だということ。
きのこが病気にさせたわけではなく、きのこはそういう木を選ぶのだそうです。

きのこは、元気のない木、寿命が近づいた木に共生し、木を土に還す。
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これは、まさにそのお仕事中。

その他にも、興味深いお話がたくさん聞くことができました。

印象に残っているお話をもうひとつ。

きのこは生き物なので、赤ちゃん、こども、大人、おじいちゃんおばあちゃんと成長していく。
市場で売られている松茸。
あれは、赤ちゃんなのだそうで、きのこ博士は「市場に行くと、まつたけのなげきが聞こえるんです」

きのこは、生き物なんだな、と痛感しました。

次の命を繋げたからのきのこを美味しく食べる。根っこから引き抜かない。

今回の目的は「きのこの生き方」だったので、自然ときのこの役割みたいなお話だったが、目的が「食べる」になると、話の切り口が変わる。きのこ博士がそう話していました。

なるほどなあ。

「食べるきのこ」の話がとってもとっても聞きたくなりました。
きのこ、食べるのだいすきなので!笑

何気なく食べているきのこ。
大切にいただこうと思います。
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